たまごコラムcolumn

日本のたまごの消費・生産事情。日本は世界でも有数のたまご大好き国!UPDATE. 2017.7.21

日本_たまご_消費量1

 

たまご焼きに目玉焼き、茶碗蒸しに親子丼、パンやケーキにマヨネーズ、ハム、ソーセージなどなど…。たまごは料理や加工品、調味料として、日本の食卓にたまごは欠かせない存在です。


毎日、私たちが食べているたまごですが、キユーピータマゴ株式会社さんの発表によれば、実は国民一人当たりの消費量は年間約330個で、世界でもトップクラスの消費量を誇るといわれており、生産量も消費の拡大に併せて増加し、年間で2500〜2600トンの間で推移しています。

 

参考:キューピータマゴ たまごのデータ より http://www.kewpie-egg.co.jp/eggs/data.html

 

ちなみに、平成28年の農林水産省の「鶏卵生産量の都道府県別割合」によると、県別の生産量は茨城県が第1位、2位千葉県、3位鹿児島県となっています。

 

卵生産量_都道府県_農林水産省

出典:農林水産省ホームページより http://www.maff.go.jp/j/tokei/sokuhou/keiran_15/

 

このように世界的に見ても、日本は有数の「たまご大好き国」ということがわかりますよね。

 

 

日本人はなぜこんなにたまごが好きなのか?

 

先述のとおり、日本人のたまご消費量は世界でもトップクラスといわれています。

 

鶏肉の専門誌を発行する㈱鶏鳴新聞社さんの「1人当たり鶏卵消費量 日本は329個で3位 各国の鶏卵消費量とコスト IEC年次統計より(1)」によれば、発表順位を見ても1位はメキシコ、2位マレーシア、3位が日本、4位が中国となっています。

 

鶏卵消費量
 2013年の各国の1人当たり鶏卵消費量(殻付換算)は、上位の順位が前年から大きく入れ替わった。1位は前年より12個多い347個のメキシコ、2位は一昨年より約11個多い331.45個のマレーシア、日本は同1個増の329個で3位となった。4位は前年より26個多い300個の中国。

出典:鶏鳴新聞 http://www.keimei.ne.jp/article/20141005t1.html


なぜ、こんなにも日本人はたまごが大好きなのでしょうか。

 

たまごは完全食と言われる栄養満点な食材にも関わらず、毎日でも摂り入れることができるリーズナブルな価格。そして料理のレパートリーも幅広い、まさに主婦の味方とも言える食材ですよね。

 

料理の献立に悩む時も、たまごさえあれば、栄養豊富な一品をプラスできるし、何といっても子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い世代に愛されている食材といっても過言ではありません。常に冷蔵庫にないと、何となく不安になってしまう、という方もいるのではないでしょうか?
 
そういった理由から、日本人のたまご消費量が多いのかもしれませんが、実は他国とはちょっと違った日本ならではの食文化が、その背景にあるようです。 

 

消費量が多い最大の理由は「生たまご」を食べるという独自の文化と習慣にあり

 

日本_生たまご

 

「たまごかけごはん」「すきやき」「半熟卵」など、たまごを生で食べるという習慣があるのは、世界的に見ても珍しいとうことをご存知でしたか? 

 

朝食には、たまごかけごはん!」と、日本人は日常的に当たり前に生のたまごを食べていますが、外国人にとっては違和感のある光景のようです。生たまごだけではなく、お刺身もそうですよね。海外の人たちには「生=食中毒」という認識が定着しているようです。

 

以前のブログ(たまごの割り置きは危険!たまごを割るのは調理前が理想的)でもお伝えしてきましたが、たまごはサルモネラ菌が付着している可能性が高い食材です。

 

品質管理や衛生管理が整っていない海外の国では、十分に加熱処理して食べることを推奨している国もあるほど。アメリカで年間に食中毒にかかる人数は、日本の約3000倍とも言われています。それだけ、日本は食に対する品質・衛生管理が行き届いているとも言えます。

 

ちなみに、日本と同じく、フランスも生たまごを食べる食文化があり、生肉に様々な薬味と生たまごの黄身を入れて食べる「タルタルステーキ」という料理もあるようです。生肉と生たまごが食べられるなんて、日本と同じく、高いレベルの衛生管理がきちんとできている国だということがわかりますね。

 

生食できるのは日本のたまごづくりの質の高さの証

 

日本の養鶏場の衛生管理は、たまごの消毒、殺菌などを徹底して行なっており世界でもトップクラスで、海外で日本と同様の管理を行なっている国は非常に少ないのです。

 

このように品質管理をしっかりと行わないと、サルモネラ菌などの増殖リスクが高まるので、生のたまごは海外では敬遠されるのです。海外の人が、生たまごを食べる日本人を見て、心配になるのもわかりますよね。

 

また、日本のたまごの美味しさは、海外の人たちからの評価が高いようです。

 

和食を紹介する、YouTubeの人気チャンネル【Cooking with Dog】では、生たまごを食べる日本の食文化が紹介されており、日本の卵の安全性に関するものだけでなく、味の違いについても

 

日本の卵は新鮮で臭みのないクリーミーな味がするのは本当!

日本で朝食に熱々のごはんに乗せた生卵を食べたが、あんなに美味しい朝食は初めて食べた!

 

と、生たまごの美味しさに感嘆する声も上っています。

 

 

こんな話を耳にすると、改めて、生のたまごがいつでも食べられる日本人に生まれて良かった!と思いますよね。

 

たまごは食料自給率の高い食材

 

「日本のたまごってすごい!」と感動したところで、もう一つたまごの優れている点を紹介させていただきます。

 

農林水産省が出している、日本の食料自給率を表した表を見ると、鶏卵の自給率は平成27年度で、なんと96%と非常に高い数字なのです(但し、飼料自給率を含まない数値)。

出典:農林水産省 食料自給率の推移より「総合食料自給率(カロリー・生産額)、品目別自給率等(PDF : 91KB)

 

ちなみに日本養鶏協会発表による昭和60年〜平成27年度までの鶏卵需給の推移をみても安定した生産量を保っていることがわかります。減少傾向で推移している日本の食料自給率の中で、常に安定した生産性のある鶏卵は、とても優秀な食材であると言えるでしょう。

出典:日本養鶏協会 鶏卵を巡る情勢 より https://www.jpa.or.jp/tokei/pdf/jyousei_170203.pdf

 

まとめ

 

これまでも、たまごの魅力をたくさんお伝えしてきましたが、今回もまた新たな発見ができたのではないでしょうか?

 

日本の養鶏業界における、徹底的な衛生管理、品質管理のおかげで私たちは美味しいたまごを「生」で味わうことができるということ。そして、日本の食材の中で高い自給率を誇る食材であること。栄養面だけでなく、優れている点がまだまだある奥深い食材だと言うことを改めて感じました。

 

たまご本来の味わいを楽しんでもらうべく、「藤野屋商店」のたまごづくりも、確かな衛生・品質管理のもとで生産しています。一年を通して、みなさんに安心して味わってもらえるたまごを、これからも作り続けていきたいと思います。

 

text= 藤野屋商店

お問合せはこちらへ

藤野屋商店の商品に興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください