たまごコラムcolumn

藤野屋商店の新鮮なたまごを世界に!シンガポールへの輸出事業についてUPDATE. 2019.1.07

シンガポール_たまご_藤野屋商店①

 

私ども藤野屋商店では、平成28年7月よりアジア屈指の経済大国として知られるシンガポールへ、生たまごの輸出事業を行っています。

 

海外の人にも大自然のなかでつくった新鮮なたまごの美味しさを届けたい!」と、約3年がかりのプロジェクトを経て実現しました。

 

たまごを海外に輸出している日本の養鶏業者(認定農場)としては、全国でも当社を含め6箇所しかなく、九州では唯一の認定農場です。

 

現在シンガポールへは、当社の人気商品である平飼いたまごを「トレたま」「トレたまハーブ」として、年間最大約3万5000パックを空輸で輸出しています。そこで今回は、藤野屋商店の新鮮なたまごをお届けしているシンガポールのたまご事情を通して、日本のたまごの素晴らしさを再確認できるエピソードなどを交えながら、改めて私どもが丹精込めて作っているたまごの魅力についてご紹介したいと思います。

 

 

シンガポールってどんな国?

 

シンガポールは、マレー半島の最南端に位置する島国で南北20キロ、東西40キロの東京23区とほぼ同じくらいの面積を持つ小さな国です。しかしながら、近年の経済発展は著しく、東南アジアでも有数の経済大国と言われています。

 

また人口の三分の一が外国人という、「多民族国家」ということもあり世界各国の料理も味わえ、たまごは多くの料理に使われているようです。しかし食料自給率はわずか4%。食料は、ほぼ海外からの輸入に頼っている国でもあるのです。

 

 

シンガポールのたまご事情について

 

食材のほとんどを海外からの輸入に頼っているシンガポールでは、たまごもニュージーランドやマレーシア、韓国、オーストラリアから輸入しています。たまごを使う料理も多く食べられていますが、日本とはたまごに対する概念が大きく異なっています。

 

それは「生たまごを食べる習慣・文化がない」ということ。

 

私たち日本人は、たまごかけご飯やすき焼き、温泉たまごなど、たまごを生で食べることが当たり前の習慣となっていますが、シンガポールだけに限らず海外では、たまごは焼く、茹でるなど、加熱して食べるのが当たり前で、生で食べることはまずありません。

 

余談ではありますが、エピソードをひとつご紹介します。

 

シンガポール_たまご_藤野屋商店⑥

 

シンガポールのソウルフードでもあり定番朝ごはんに「カヤトースト」というメニューがあります。甘いジャムが塗られたパンに、温泉たまごのような半熟のたまごが添えられているのですが、現地に住む日本人は、保存状態もきちんとされていない現地のたまごの安全性を疑問視し、食べるのに躊躇する人が多いようです。

 

つまりシンガポールはじめ海外では、日本人のように「生食文化」がないので、生たまご自体苦手な人が多いようです。日本人が当たり前のように生たまごを食べている光景は、実は多くの外国人にとって違和感があるのです。生たまごの美味さを知らないなんて、もったいない気もしますね…。

 

現地のたまごは日本のたまごとは比較にならないくらい管理もおおざっぱ

 

ではなぜ、たまごを生で食べることに抵抗があるのでしょうか。

 

それはマレーシアの方々にとって、「たまごという食材は、生で食べることができないもの」という考えが当たり前だからです。これは、魚を刺身で食べるのに違和感を感じる国があるのと同じ感覚かもしれません。

 

シンガポール_たまご_藤野屋商店②

 

年間平均気温が26度〜27度という温暖な気候のシンガポールですが、市場や地元の小さなスーパーなどでは、たまごは常温で陳列されているのが普通で、商品の衛生管理が行き届いていません。

 

日本のようにたまごを洗浄したり、徹底的な品質管理や衛生管理ができていないのが実情で、生で食べると食中毒を起こすという概念が根付いているようです。

 

 

シンガポールで日本のたまごが注目を集めはじめた理由

 

そんななか、シンガポール人の間で日本のたまごの美味しさが話題になったきっかけは、昨今の和食ブームに加え、旅行で日本を訪れたシンガポール人が訪日中に生たまごを食べ、その美味しさに感動し、母国へ帰っても美味しい生たまごを食べたい!という人が増えたからなんです。

 

多くのシンガポール人が日本へ訪れている

 

実は訪日シンガポール人は年々増加傾向にあり、日本観光庁調べでは、人口約560万人に対し、2017年度には約40万人が日本を訪れたというデータが出ています。

 

訪日シンガポール人数の推移出典:「日本政府観光局(JNTO)

 

つまり人口の10人に1人は日本を訪れているという親日国でもあるのです。急激な経済成長を遂げ富裕層も多く、日本での生たまごの美味しさに開眼し、現地では決して安くはない高級品の日本のたまごへのニーズが高まっているのです。

 

 

藤野屋のたまごはシンガポールのどんなところで販売されているの?

 

藤野屋商店のたまごのシンガポール輸出に関しては、東京の代理店「祖峰企画㈱」が輸入などを手がけ、現地法人の「kokonoE PTE.LTD. 」が販売を行っています。

 

藤野屋を出発したたまごは、代理店によって東京で輸入の手続きを終え、福岡空港からシンガポールへ空輸されます。約2.5日で現地に到着するため、新鮮で美味しいたまごが店頭に並びます。

 

現在は日系のデパート「伊勢丹」とスーパー「明治屋」での店頭販売をおこなっているほか、現地の高級料理店や日本料理店、ホテルなど約30店舗に藤野屋商店のたまごを卸しています。

 

ちなみに現地での価格は日本での販売価格の約10倍。明治屋さんでは、6個入りのたまごが平均12ドル(約1000円)で販売されているというから、食材としてはなかなかの高級品となっているようです。

 

シンガポール_たまご_藤野屋商店④

 

在住日本人にとっても貴重な、日本産のたまご

 

こうして鮮度を保ったまま、現地の日系のデパートやスーパーの店頭に並ぶ藤野屋商店のたまごは、先程お伝えしたように、どうしても値段は高めになります。

 

それでも「日本で食べた生たまごの美味しさが忘れられない!」という人々や、高級志向の富裕層、現地在住の日本人たちが買い求め、大変喜ばれています。

 

日本のたまごの品質は最高!!

 

では、なぜこんなにも日本のたまごは人気があるのでしょうか。

 

その理由はやはり「味」。

 

シンガポールに輸入されている他国(ニュージーランド、マレーシア、韓国、オーストラリア)のたまごの比べ、日本のたまごの「味」の違いは歴然!ぷりんとしたハリのある白身と黄味、そして濃厚な味わいは、クオリティの高い日本のたまごならではです。

 

まず他国のたまごはそもそも生で食べるという概念がないので、生食できるというプレミアム感は、日本のたまごの最大の武器でもあります。

 

ちなみに、海外にいながら日本産のたまごが食べられる国は、シンガポールと香港だけ。それだけに、より一層特別感もあり日本のたまごは希少価値の高い食材として、世界で認知されつつあるのです。

 

日本のたまごの品質・衛生管理は世界ナンバーワンレベル!なぜそんなに高い評価を得ているのか?

 

シンガポール_たまご_藤野屋商店⑤

 

日本の店頭に並ぶたまごは、生で食せる品質の高いものばかりです。それは、生産から流通販売に至るまでのプロセスが徹底されているから。稀に見る徹底的な管理体制は、世界でも高く評価されています。

 

わたしども藤野屋商店の平飼いたまごは、これまで何度かコラムでもお話したように、標高600メートルの久住高原という理想的な環境下で平飼いされ、たまごを作っています。

 

大自然のなかで健康的に育った鶏は自然の土の上を走り回り、良質な飼料を食べ、眠り、そして早朝に栄養満点のたまごを産みます。

 

産みたてのたまごは、生産から製造、流通(卵質検査)までを自社農場、自社GP工場(洗卵から紫外線殺菌、パック詰めまで各工程で厳しいチェックを行う鶏卵格付包装施設「グレートパッキングセンター」の略)で行い、選び抜かれたたまごのみを商品として流通させています。

 

 

値段の高さはあっても「また食べたい」というリピーターも増えています

 

こうして手間暇かけ徹底的な品質管理を行い、鮮度を保つための輸入手段などを総合するとたまごの値段が高額になってしまい、なかなか万人に受け入れられていない…というのも現状です。

 

ですが「一度食べたらあの美味しさを忘れることができない」と、日本のたまごのファンになり、リピートする方々も増えています。

 

期待を裏切らない美味しいたまごを現地シンガポールに、そして世界に届けることができるように妥協を許さず、これからも高品質のたまごをお届けできるよう、努力を続けてまいります。

 

 

まとめ

 

シンガポールでの生たまごの注目度は年々高まっていると感じています。

 

私たち日本人は、生まれながらに当たり前のように生たまごを食べていますが、世界各国ではそもそもたまごを生食する食文化は根付いていません。

 

そのため、生たまごの美味しさを知った世界中の人々にとって、和食ブームも相まって、日本のたまごは希少価値の高い食材だと周知し始めています。これからも世界クオリティのたまごを目指し、たまごの生食文化を誇りに、日本のたまごの素晴らしさをシンガポールの方々へ、広げていきたいと思っています。

 

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